東南アジアで暮らして驚いた5つのこと

海外生活

こんにちは、Dextaです。

今回は、私が東南アジアでの現地生活を通して感じた、カルチャーショックや驚きについてお話ししたいと思います。

10年以上現地に住み、働いてきた私ですが、最初はどれも想像以上のインパクトがありました。これから東南アジアでの起業や生活を考えている方にとって、少しでもリアルなイメージが伝われば嬉しいです。


1. 「時間感覚」がまるで違う

東南アジアでは、日本と比べて時間に対する感覚がかなりゆるやかです。

約束の時間に平気で30分〜1時間遅れてくる、なんてことは日常茶飯事。

最初の頃は「なんで来ないんだ?」「遅れても連絡なし?」と戸惑いましたが、次第にこちらも「まあ、そういう文化なんだな」と思えるようになりました。

もちろん、すべての人がそうではありませんが、国や業種を問わず“時間にルーズな傾向”は根付いていると感じます。

ビジネスでは特に、余裕を持ったスケジュール管理や“リマインド文化”が不可欠だと痛感しました。(リマインドしても遅れて来ることも多々ありますが…)


2. 女性がとにかくたくましい!

もう一つ驚いたのは、東南アジアでは「女性の方が働き者」と感じる場面が非常に多いことです。

家計を支えるために朝から晩まで働くお母さんたちや、経営者として第一線で活躍する女性も少なくありません。

男性の方がどこかマイペースでのんびりしている印象すらあります。終業時間近くになると、働くお母さんをバイクで迎えに来る男性が工場前にずらっと並ぶ光景は、もはや日常です。

これは私が関わってきた現地企業やスタッフを見ていて強く感じたことで、女性の地道な努力や安定感が社会の土台を支えているとさえ思えます。


3. 宗教が日常にしっかり根付いている

日本では宗教が生活に密接している感覚はあまりありませんが、東南アジアでは日々の暮らしに宗教が自然に溶け込んでいます。

例えば、イスラム教徒が多い国では、仕事中でもお祈りの時間になると礼拝に行きますし、ラマダン(断食月)には業務時間が大幅に短縮されるなど、ビジネスにも影響が出ます。

仏教国では僧侶に施しをする習慣があり、街中で托鉢を見かけることも日常の一部です。

また、フィリピンのようにキリスト教徒が多数を占める国では、日曜日の朝になると多くの人が教会に集まり礼拝を行います。特に日曜午前中は町全体が静まり返り、店舗やサービス業の動きも一時的に止まることがあるほどです。

こうした信仰心の強さや宗教行事の優先度の高さには、最初は驚かされることが多く、ビジネスの場面でも「宗教的な配慮」は非常に重要だと実感しました。


4. 華僑ネットワークの影響力がすごい

東南アジアの多くの国では、“華僑(中国系住民)”がビジネスの中心を担っているケースがよく見られます。

地場の中小企業から大手財閥に至るまで、経営の中枢に華僑が関与していることも多く、私自身の取引先や協力企業にも華僑系の経営者が多数存在していました。

彼らは一族経営をベースに、強いネットワークと流通力を持っており、新規参入者にとっては“見えない壁”になることもあります。

しかし、信頼関係さえ築ければ、非常に頼もしいビジネスパートナーにもなります。ローカル市場を理解するうえでも、彼らから学ぶことは非常に多いです。


5. トラブルも笑いに変える柔軟さ

現地での生活は、正直トラブルの連続です。

  • 電気が突然止まる
  • 約束が守られない
  • 急なスケジュール変更

など、日本では考えられないようなことが日常茶飯事。

しかし現地の人たちは基本的にとてもポジティブで、「まあ、なんとかなるよ」と笑って受け入れる柔軟さがあります。

この“おおらかさ”に触れるうちに、私自身も「怒っても仕方ないな」と思えるようになり、ストレスがかなり減ったと感じています。


東南アジアと日本との関わりについてもっと詳しく知りたい方は、
こちらの本もどうぞ ⇒ [池上彰の世界の見方 東南アジア ASEANの国々]

まとめ

東南アジアの生活には、日本との違いがたくさんあります。

最初は戸惑いも多かったですが、今ではそれらすべてが「この地で生きる面白さ」だと感じています。

これから海外での生活やビジネスを考えている方にとって、少しでもリアルな視点やヒントになれば嬉しいです。

Dexta

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