【海外起業】東南アジアで資金繰りに苦しむ個人経営者のリアル。銀行も親会社も頼れない孤独な戦い

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販売先からの入金が、また遅れるとの連絡が・・・

給料日まであと3日。口座残高を何度確認しても、数字は変わりません。東南アジアで個人経営をしていると、こういう夜が定期的にやってきます。

こんにちは、Dextaです。

日本に親会社はなく、銀行融資も期待できない。頼れるのは、販売先からの送金だけ。 それが遅れると分かった瞬間、経営者としてのメンタルがごっそり削られていく、あの背筋が凍るような思い。

この記事では、そんなリアルな資金繰りの現実と、独立して約10年間なんとか乗り越えてきた方法を、包み隠さずお伝えします。

銀行融資も親会社も頼れない。東南アジア個人経営者の資金調達の現実

日本の企業であれば、資金繰りが苦しくなった時には銀行融資という選択肢が最初に来るかと思います。しかし東南アジアで事業を営む外資系の個人経営者には、その選択肢がほぼ存在しません。

担保として差し出せる固定資産がなく、現地の銀行との取引実績もない。そもそも外資企業への融資に積極的なローカル金融機関自体が、非常に限られているのが現状です。

さらに私のケースでは、日本に親会社がありません。大手企業の海外現地法人であれば、資金難の際に本社からの支援を期待できますが、独立系の個人経営者にはその選択肢もない。

結果として、販売先からの売掛金の回収が、事実上唯一の資金源となります。その入金が1日でも遅れると、給与支払いや日々の必要経費の支払いに即座に影響が出る。

これが毎月末に繰り返される、東南アジア個人経営者のリアルといえます。(胸を張っていえるようなことではありませんが・・・笑)

実際にどのような方法で資金を確保してきたか、具体的な手法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

銀行に頼れないなら、どうする。10年間の資金繰りの乗り越え方

では実際にどうやって乗り越えてきたのか。正直に申し上げると、特別な方法があるわけではありません。

まず頼ったのは、現地で長年築いてきた人間関係です。銀行に頼れない分、信頼できる現地の知人に一時的な借入をお願いすることが、最初の選択肢になります。これは前章でお伝えした「人的ネットワークが最大の財産」という話と直結しています。

もう一つは、日々の製造経費をできる限り後ろ倒しにするやりくりです。支払いの優先順位を常に意識し、給与支払いだけは絶対に守るという原則を崩さないようにしてきました。

どちらも「綺麗な解決策」とは言えません。しかしこの2つを組み合わせながら、なんとか10年間乗り越えてきたのが現実です。

東南アジアでの財務管理に課題を感じているなら、クラウド会計ツールの導入も選択肢のひとつです。

海外経営で資金繰りに追われながらも、続けてこられた理由

毎月末になると、また同じ不安と戦わなければならない恐怖。それでも10年以上続けてこられたのはなぜか、と聞かれると正直うまく言語化できません。

強いて言うなら「これまでなんとかなってきたから、今回もなんとかなる」という、経験則に基づく根拠のない自信のようなものかもしれません。(笑)

ただ、それだけでは精神的に持ちません。メンタルを守るために意識してきたことが一つあります。

それは「月末の資金繰りの不安や恐怖を、月末だけの問題として切り離す」ことです。

常に先々の不安まで抱えていると、経営判断そのものが歪んでいきますし、とても耐え切れるものではありません。その日その日の問題に集中することで、なんとかメンタルを保ってきたといえます。

海外で個人経営を続けるということは、この種のプレッシャーと一生付き合っていく覚悟を持つということなのかもしれません。

資金繰りの苦しさが極限に達したコロナ禍の247日間の記録も、あわせてお読みいただければ。

まとめ:東南アジア個人経営者の資金繰りは、覚悟と人間関係で乗り越える

東南アジアで個人経営を続ける限り、資金繰りの問題が完全に解決することはないかもしれません。

銀行融資も親会社のサポートも期待できない中で、販売先からの入金だけを命綱に経営を続けていく。これが私のような独立系個人経営者の現状です。

それでも、現地で築いた人間関係と、給与支払いだけは絶対に守るという原則、そして「なんとかなる」という根拠のない自信を武器に、この10年間を乗り越えてきました。

安定した資金調達の方法の確立は、今も変わらず大きな課題の一つです。ただ、10年以上にわたり毎月末を乗り越えてきた実績だけは積み上がっています。

それが今の自分を支えているのかもしれません。

Dexta

資金繰りの不安で眠れない夜もありました。そんな時に少しだけ立ち止まれる場所があります。
こころを整える、静寂の鏡


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